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ハローワークの求人募集の仕方が変わる!変更ポイント・重要ポイント解説

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「ハローワークでこんなに優秀な若手が採用できるなんて!」と実感できる可能性がぐっと上がるかもしれません!

「ハローワークインターネットサービス」が2020年1月16日に刷新されます。

ポイント

「変更ポイントはどこか?」

「期日までに何を準備しておけばいいのか?」

この2点について、最新の情報を一足早く&わかりやすくご紹介します。

 

ハローワークインターネットサービス「求職者側」の変更点

 

1999年3月に東京23区の管轄ハローワークからスタートしたハローワークインターネットサービス。

以来、全国のハローワークで受理された求人票の基本情報をどこにいてもインターネット上で見ることができるようになるなど、求職者の利便性は少しずつ向上してきました。 

しかし、ハローワークインターネットサービスは、あくまでも「ハローワーク」で探せる求人情報の補完的な位置づけであり、すべての情報を見るにはハローワークに設置された検索・登録用の専用端末でないとアクセスすることができないようになっていました。

 「いいところがあれば転職を考えてもいいかな…」というレベルの「潜在的な転職志望者」にはなかなかアプローチできない仕組みだったのです。

 さらに、ハローワークインターネットサービスはあくまでも「その時点での閲覧用」であって、時間をおいて後でもう一度チェックするといった利用の仕方もできませんでした。

「すぐにでも転職・就職したい方向け」に設計されていたサービスだからとも言えます。

 これらの「求職者にとって不便な点」が、2020年1月6日からはじまる新しいシステムで解消されます。

変更ポイント

・労働条件や、企業が自由に記載できるPR情報が記載できる求人票になる

・ハローワーク内でしか閲覧できなかった画像情報もインターネット上で閲覧できるようになる

・フリーワード検索などで、これまで検索できなかったニッチな会社も検索しやすくなる

・「求職者マイページ」が開設できるようになり、検索条件や求人を保存できる

・メッセージ機能で応募企業とやりとりができる

単なる「紙ベースの求人票の一部を閲覧するためのインターネットサービス」だったハローワークインターネットサービスが、

「正社員・契約社員・派遣社員・パートアルバイト」など雇用形態や勤務地エリアを問わずに使える「巨大求人サイト」に進化すると言っても過言ではありません。

 

ハローワークインターネットサービス「企業側」の変更点

 「求職者」側のサービスが変更になるのと同時に、求人する企業側の利用方法にも大きな変更があります。

 これまで、ハローワークを利用して求人募集を行う際には、事業所を管轄するハローワークに訪問して求人情報を登録する必要がありました。

ハローワークへの訪問にマンパワーを必要としてしまうため、ハローワークの利用を諦めていた企業さまも少なくありません。

 この「ハローワークへの求人票提出のための訪問」が初めて事業所登録をする初回など、一定の場合を除いて不要になります。

事業所ごとに登録する「求人者マイページ」が用意され、インターネット上でハローワークに求人票が出せるようになります。

 それだけではなく、

変更ポイント

・応募してきた求職者の採否連絡をハローワークに通知する

・「求職者マイページ」に登録した希望者の求職者情報を検索できる

・求人票の記載項目を細かくなり、これまでよりも細かい条件を打ち出せる

といった変更点が予定されています。

 

採用担当者が事前に準備しておくべきこととは?

 求人情報についての自由記入欄が増えることで「個別の企業のPRをしやすくなる」というメリットがあります。

一方、「項目が増えても何を書いていいかわからない」「必須でないなら空欄のままにしておきたい」という企業様の場合、他社と差がつく一方となってしまいます。

 2020年1月6日以降、知らずにハローワークに求人票を出しに訪問し、「何を書けばいいのだろう…?」と悩んでしまうことがないように、まずは項目を確認し、すぐに対応できるよう準備を進めておきましょう。

 ★2020年1月6日~利用できる求人票追加登録様式はこちら★

 また、ハローワークに訪問する機会が減ることで、

・ハローワークにはどんな求職者が多く来所しているのか?

・自社の求人は他社の求人の条件と比べて条件的に良いのか悪いのか?

・自社の求人票へのアドバイス

といった、「足を運んだからこそ得られる知識」も手に入れにくくなるというデメリットも生じてしまいます。

 ハローワークとしても、事業所訪問をこれまでよりも積極的に実施することを目標に掲げています。

ハローワークから事業所訪問の連絡や案内を受け取ったら、積極的に活用しましょう。

  

【今回のまとめ】一日も早く対応を進めよう

ポイント

・スマホやPCなどインターネット上ですべてのサービスが閲覧できる求職者画面に対応しよう

・会社や仕事の写真は重要!何枚も撮影して多くの画像を登録しよう

・新システムを利用するライバル企業が少ないうちに早めに準備しよう

「ハローワークはしばらく利用していない」という企業様も、

「定期的に掲出を依頼しているけれど、そういえば企業情報はいつから更新していないだろう…?」という企業様も、

2020年1月6日というスタート日からの対応となります。

 「事前に項目を準備しておきたい!」

「ハローワークへの登録は初めてなので代行してほしい」

とお悩みの企業様、ぜひご相談ください。

 

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